Wednesday, September 16, 2020 10:16 AM

「内政不干渉を確認」 中国、モンゴルと外相会談

 【北京共同】中国外務省は15日、王毅国務委員兼外相が訪問先のモンゴルでエンフタイワン外相と会談し、互いに内政干渉しないことを確認したと発表した。中国の内モンゴル自治区で発生したモンゴル族による当局への抗議活動に関して、モンゴル政府が口を挟まないよう中国がくぎを刺した形だ。

 王氏は会談で「双方は互いに主権を尊重するべきだ。国家の内部のことに干渉するべきではない」と述べた。内モンゴル自治区では小中学校で標準中国語(漢語)の教育が9月から強化され、反発したモンゴル族による授業のボイコットなどが起きている。

 モンゴルの首都ウランバートルでも15日、王氏の訪問に合わせて抗議活動があり、中心部の広場で約100人がプラカードを掲げ、「モンゴル語を守れ」などと訴えた。