Friday, September 18, 2020 10:22 AM

コロナ感染者3000万人超す 世界で増加ペース加速

 【ジュネーブ共同=出口朋弘】ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が18日、世界全体で3000万人を超えた。6月28日に1000万人を上回った後、44日で2000万人となり、今回は38日でさらに1000万人が上積みされた形で、増加ペースは加速している。死者は約94万人に上っており、致死率は約3%。

 感染者は各国での検査態勢の拡充や、社会・経済活動の再開も背景に、7月以降は連日20万人超の上積みが常態化。一方、死者数は4月10日に10万人を超えて以降、2〜3週間ほどで10万人増える状況が続いている。感染者の増加に大きく左右されてはいないが、被害拡大が続いている。

 国別では米国が約660万人で最多。インドが500万人を超え、ブラジルが450万人近く、ロシアも100万人を超えている。世界保健機関(WHO)の13日付集計によると、感染者の51%、死者の55%を米州地域事務局管内(南北米大陸)が占めている。9月以降のインドでの感染拡大を受け、東南アジア事務局管内が感染者の19%を占めている。