Friday, September 18, 2020 10:26 AM
米、イラン核で孤立続く 国連制裁、独断強行に懸念
【ウィーン共同】イラン核問題を巡る国連制裁の全面復活を図る米国が孤立を深めている。イラン封じ込め強化と核合意つぶしを狙い、17日閉幕の国際原子力機関(IAEA)理事会でも制裁復活を主張。だが英仏独など同盟国の支持すら得られていない。国連制裁を名目に独断でイランへ実力行使すれば、双方が衝突するとの懸念も出ている。
在ウィーン米代表部のウォルコット大使は理事会で16日「(この場の)多くが不賛成なのは知っている」としつつも、グリニッジ標準時20日午前0時1分(日本時間同9時1分)に国連制裁は復活すると強調、各国に順守を迫った。
対イラン武器禁輸措置など、核合意で解除された国連制裁を安全保障理事会で全面復活させる手続きは「スナップバック」と呼ばれる。核合意当事国の通知で発動、制裁解除継続の安保理決議が採択されなければ30日後に制裁が復活する仕組みだ。
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