Tuesday, September 22, 2020 10:25 AM

混迷のサイ・ヤング賞争い ダルビッシュら候補、決め手不足

 大リーグでナ・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)争いが混迷を極めている。27日のレギュラーシーズン終了まで1週間を切っても各候補は決め手を欠き、最後まで予断を許さない状況だ。

 21日には昨季まで2年連続受賞のメッツのデグロムがレイズ戦に先発し、14三振を奪ってリーグ最多の94奪三振とした。一方で7回2失点で2敗目を喫し、4勝から上積みできず、防御率も2.14で5位。試合後には「もっと先発できればいいんだけれど」と語った。

 日本勢初受賞が懸かるカブスのダルビッシュはここ3試合連続で3失点以上と一時の勢いに陰りが見られる。防御率は2.22で7位に後退。一方で勝ち星はブレーブスの左腕フリードらと並ぶ最多の7勝、投球回が69と多いことも強みだ。(共同)