Tuesday, September 22, 2020 10:29 AM

米長期成長1.6%に減速 50年、債務はGDP比2倍

 【ワシントン共同】米議会予算局は21日発表した長期の財政.経済見通しで、2020〜50年の実質成長率を平均1.6%とし、昨年6月時点の長期予測を0.3ポイント下方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退の影響で成長が減速するため。連邦政府が抱える公的債務残高も50年会計年度(49年10月〜50年9月)には国内総生産(GDP)のほぼ2倍に達すると予測した。

 昨年6月公表した19〜49年の成長率予測は平均1.9%だった。

 議会予算局は20年にマイナス5.8%に落ち込んだ後、21年には4.0%に回復するが、29年以降は2%未満の低成長が続くとみている。1990年から過去30年間の成長率は平均2.5%。