Friday, September 25, 2020 10:36 AM

パリで2人刺傷、テロ捜査 風刺紙元本社前、2人拘束

 【パリ共同】パリの路上で25日、男女2人が男に大型の刃物で襲われ、負傷した。重傷とみられる。現場は2015年1月にテロ事件があった風刺週刊紙シャルリエブドの元本社前。当局は付近で容疑者2人を拘束した。テロの可能性が高いとみて、対テロ検察が捜査を始めた。地元メディアが伝えた。

 負傷した2人は、元本社と同じ建物に入居する番組制作会社の職員で、休憩で喫煙のため路上に出たとされる。現場近くで拘束された容疑者1人は外見が通報の内容と似ている上、血痕が付いていた。

 パリでは今月初めからシャルリエブドなどに対する一連のテロ事件の公判が行われており、大きな衝撃が広がった。パリ郊外を訪問していたカステックス首相はスピーチをせずにパリへ戻り、対応した。