Tuesday, September 29, 2020 10:55 AM

米野党、コロナ追加策縮小 2兆2000億ドル、実現は不透明

 【ワシントン共同】米野党民主党は28日、新型コロナウイルス感染症への対応を見直し、2兆2000億ドル(約232兆円)の追加対策案を発表した。5月にまとめた3兆ドル規模から縮小。大幅な圧縮を求める与党共和党との協議進展に向けて歩み寄りを示したが、実現するかどうかは不透明だ。

 民主党のペロシ下院議長は28日の声明で「学校や中小企業、航空会社の労働者らの大惨事を回避する必要な資金が含まれている」と強調し、早期成立を促した。

 対策案では、家計への現金給付や7月末に失効した失業給付の上乗せ、航空業界への支援など従来の対策で取り組んできた内容を中心に盛り込んだ。一方、共和党は喫緊に必要な施策に絞り込むことで追加策を数千億ドル規模に抑えるべきだと主張していた。