Wednesday, September 30, 2020 10:14 AM

小中の普通教室、冷房92% 理科室などは半数超

 文部科学省は30日、全公立小中学校の普通教室のうち9月1日時点で冷房を設置している割合は92.8%に上ると発表した。猛暑対策で設置を進めた教育委員会が多く昨年より15.7ポイント増加。一方、理科室などの特別教室は7.0ポイント増の55.5%だった。

 新型コロナウイルス対策で今夏、1クラスの児童生徒を分けて特別教室も使って授業をしたケースがあり、文科省は普通教室以外の冷房設置も進める必要があると指摘。教委が国の補助金を活用するよう促す。

 都道府県別で普通教室の設置率が低いのは、北海道(4.3%)、青森県(26.2%)、秋田県(25.9%)。福島、石川、長野3県が80%台で、その他はいずれも9割を超え、茨城や京都など13都府県が100%だった。(共同)