Wednesday, September 30, 2020 10:14 AM

覆面禁止法違反で初公判 香港民主派の黄之鋒氏

 【香港共同】昨年10月の香港での抗議デモを巡り、デモ参加者のマスク着用を禁じた「覆面禁止法」違反と無許可集会参加の罪で起訴された民主活動家、黄之鋒氏の初公判が30日、香港の裁判所で開かれた。黄氏は開廷前に記者会見し「習近平国家主席が弾圧で香港人を黙らせ投獄しようとしても、われわれに降伏する理由はない」と表明した。

 初公判では起訴内容の説明に続き、司法当局が黄氏の香港からの出境禁止を保釈条件として追加するよう裁判官に求め、認められた。黄氏は別の事件の保釈条件として既に出境が禁止されている。

 黄氏は2014年の香港大規模民主化デモ「雨傘運動」のリーダーの一人で、昨年からの抗議活動を巡っては、計六つの罪で起訴されている。