Friday, October 02, 2020 10:38 AM

AIで芸能人偽ポルノ作成 ディープフェイク初摘発

 人工知能(AI)技術を使って女性芸能人のわいせつ動画を無断で作成し、インターネット上に公開したとして、警視庁保安課は2日までに、名誉毀損と著作権法違反の疑いで、熊本市中央区黒髪5の24の22、大学2年林田拓海容疑者(21)と兵庫県三田市三輪1の16の8、システムエンジニア大槻隆信容疑者(47)を逮捕した。ともに容疑を認めている。

 保安課によると、「ディープフェイク」と呼ばれる精巧な偽動画で、アダルトビデオ女優の画像と合成していた。こうした偽動画に関連した事件の摘発は全国で初めて。

 サイバーパトロールで発覚した。国内では、同種被害が確認された芸能人が昨年から約200人に上り、3500本以上の動画があるという。(共同)