Wednesday, October 07, 2020 10:24 AM

GoToイート見直しも ポイント狙いで官房長官

 加藤勝信官房長官は7日の記者会見で、飲食業界の支援事業「Go To イート」で、店舗での飲食料金を上回るポイントが付与される例があることに関し「国民の皆さんの公平感で見てどうなのか。反することがないように必要な対応を検討している」と述べ、制度の見直しもあり得るとの考えを示した。

 イート事業では、インターネットサイトを通じた予約で、1人当たり最大1000円分のポイントが付与される。1000円未満の食事などしか注文しない場合でも、参加店は予約サイト側に手数料を支払う必要があり、「ポイント狙い」とみられる利用に困惑の声が上がっているという。

 西村康稔経済再生担当相も7日の記者会見で、イート事業について「公平公正に行われることが大事だ。事業者などの声を聞きながらより良い制度に変えていく」と説明。事業を所管する農林水産省から近く見解が示されるとの見通しを明らかにした。(共同)