Wednesday, October 07, 2020 10:24 AM

復帰初日から攻撃投稿連発 コロナ軽視で警告も

 【ワシントン共同=田中光也】新型コロナウイルス感染で入院後ホワイトハウスに戻ったトランプ大統領は6日、ツイッターで、11月の大統領選を争う民主党のバイデン前副大統領やメディアを攻撃する投稿を連発した。本格復帰初日から選挙戦の劣勢挽回に躍起となったが、新型コロナの危険性を軽視するかのような書き込みでツイッター社から警告を受けるなど迷走した。

 米メディアによると、最側近の感染も新たに判明した。対移民強硬派として知られるミラー大統領上級顧問で、ニューヨーク・タイムズによると、ここ最近の政権メンバーの感染者はトランプ氏も含め計10人、与党議員や記者らホワイトハウスに出入りした関係者を含めると20人以上に上る。

 トランプ氏はツイッターで、新型コロナについて「多くの人でインフルエンザより致死性は低い」と書き込み、厳格な感染防止策導入で経済活動を停止すべきではないと主張。ツイッター社はこの投稿に「誤った情報拡散を防ぐルールに違反した」との警告ラベルを貼り、見えなくした。