Wednesday, October 07, 2020 10:26 AM

両候補、討論会開催で攻防 トランプ氏、回復印象付け

 【ワシントン共同】来週予定される大統領選の第2回候補者討論会について、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の攻防が6日始まった。新型コロナウイルス感染からの体調回復を印象付けたいトランプ氏に対し、バイデン氏は開催に伴う感染拡大を懸念し慎重だ。感染判明後の世論調査でバイデン氏はリードを広げている。7日開かれる唯一の副大統領候補者討論会は政権のコロナ対応が最大の論点となる。

 トランプ氏は5日の退院時、息をする様子から呼吸の問題を指摘されるなど容体に不透明な部分が多い。それでも6日には「討論会が楽しみだ」とツイッターで意欲を表明。その直後、ホワイトハウスはトランプ氏が「無症状になった」との専属医の診断を発表しており、討論会へ前のめりになっている。

 当面は選挙運動を制限されることから、ホワイトハウスからの国民向けテレビ演説も検討している。あらゆる機会を利用して挽回につなげたい考えだ。