Friday, October 09, 2020 10:27 AM
世界食糧計画に平和賞 「飢餓との闘い」評価
【オスロ共同=尾崎雅子】ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2020年のノーベル平和賞を、飢えのない世界を目指し食料支援を続ける国連機関、世界食糧計画(WFP、本部ローマ)に授与すると発表した。理由として「飢餓との闘い」や「飢えを戦争や紛争の武器として使うのを防止する努力」を挙げた。
新型コロナウイルス流行で飢えに苦しむ人が急増する中、WFPの地道な活動を評価し、飢餓と貧困の連鎖がもたらす人道危機の深刻化に警鐘を鳴らす狙いがある。同賞委員会のレイスアンデルセン委員長は記者会見で、新型コロナの有効なワクチンが開発されるまで、食料が世界の混乱を収める「最善のワクチンだ」と強調した。
委員長は、WFPが食料安全保障を平和への手段とし、多国間協力で重要な役割を果たしたと評価。国際的な連携の必要性が「今ほど明白な時はない」と指摘した。
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