Thursday, October 15, 2020 10:36 AM

米、チベット担当を任命 人権問題で対中圧力

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は14日の記者会見で、空席となっていたチベット問題担当の特別調整官に、デストロ国務次官補(民主主義・人権・労働担当)を任命すると発表した。対立する中国にチベットの人権問題でも圧力を強める狙いがあるとみられる。

 ポンペオ氏は「チベットの宗教的、文化的、言語的なアイデンティティーを守り、人権状況を改善する」と強調した。デストロ氏は次官補と特別調整官を兼務。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と中国政府との対話を促す役割も担う。