Monday, October 19, 2020 10:22 AM

トランプ氏、逆転再現狙う 逃げ切り図るバイデン氏

 【ワシントン共同=仲井大祐、田中光也】11月3日の大統領選まで20日で2週間。支持率で劣勢に立たされる共和党のトランプ大統領(74)は前回選挙の大逆転劇再現を狙い、接戦となっている激戦州で大規模集会を繰り返す。逃げ切りを図る民主党のバイデン前副大統領(77)は支持拡大に奔走。今回の選挙結果が米国の将来に重大な影響を及ぼすとの認識が広がる中、既に前回投票総数の約2割が期日前投票を済ませたとのデータもあり、有権者の関心は高い。

 トランプ氏は新型コロナウイルス感染からの復活を早々と宣言し、精力的に各地を回る。18日はネバダ州で大規模な屋外集会を開き、バイデン氏が勝てば増税で経済回復が遅れると主張。「トランプの復興かバイデンの不況かの選択だ」と迫った。

 政治分析サイト「538」によると、全米の平均支持率はバイデン氏が10.6ポイント先行。トランプ氏は、2016年の前回選挙の際に投票2週間前の時点で民主党のクリントン元国務長官に後塵を拝していたこともあり、まだ勝機はあるとみる。