Tuesday, October 20, 2020 10:42 AM

マンション発売上半期最低 首都圏、9月は需要堅調

 不動産経済研究所が20日発表した2020年度上半期(4〜9月)の首都圏(1都3県)のマンション発売戸数は、前年同期比26.2%減の8851戸だった。年度上半期として初めて1万戸を下回り、1973年の調査開始以来最低だった。新型コロナウイルスの流行が影響した。ただ9月単月では前年同月比でプラスに転じており、需要は堅調という。

 これまでの年度上半期の最低は、バブル崩壊後の92年度に記録した1万357戸。20年度は新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、不動産各社がモデルルームを休業したことが響いた。

 地域別の発売戸数は東京23区が33.9%減の3724戸、23区以外が33.7%減の823戸、神奈川は24.7%減の1953戸、埼玉が29.5%減の988戸と激減する一方、千葉は21.0%増の1363戸だった。(共同)