Wednesday, October 21, 2020 10:35 AM

米、今年の死者30万人多く 新型コロナ影響、推計発表

 【ワシントン共同】疾病対策センター(CDC)は20日、新型コロナウイルス感染症が広がった1月下旬から10月初めの米国の死者数は、過去5年の傾向に基づく予測値と比べ約29万9000人多いとする推計結果を発表した。このうち少なくとも3分の2は新型コロナが直接の原因とみられ、それ以外も持病の治療ができないなど新型コロナの影響を間接的に受けた可能性があるという。

 ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国では20日までに世界最多の約22万人が新型コロナ感染で死亡している。

 CDCが発表したのは、超過死亡と呼ばれる推計。年代別では、25〜44歳の超過死亡が予測値より26%多く、最も増えていた。また中南米系でも増加が目立った。