Monday, October 26, 2020 10:06 AM

オンライン催しも割引対象 3密回避の手法、定着促す

 経済産業省は26日、新型コロナウイルスに対応した需要喚起策「Go To キャンペーン」のうち、イベントの入場料を割り引く事業について、対象となる催しの要件を発表した。文化芸術やスポーツに関連して「見せ・聴かせ・参加させる」ものなどと定め、無観客で行うオンライン配信のイベントも含むと明記。3密(密閉、密集、密接)を回避する新たな手法として定着を促す。

 催しの主催者の募集を26日に始め、事業の要領を公表した。要件として国内で開かれ、不特定多数を対象とすることなども挙げた。オンライン形式の場合は、原則リアルタイムでの配信で、国内で撮影されているものに限るとした。

 要領には、演劇や音楽コンサート、美術館、スポーツ試合観戦、遊園地といった対象となり得るイベントの例も記した。開催に当たっては現地調査を行い、実施状況や感染防止対策を確認する。主催者には入場券の不正転売などを防ぐための取り組みも求める。(共同)