Monday, October 26, 2020 10:08 AM
新戦略「双循環」が焦点 中国、米対立長期化にらむ
【北京共同】中国共産党は26日開幕の重要会議、第19期中央委員会第5回総会(5中総会)で、来年からの第14次5カ年計画の討議を始めた。米中対立の長期化や新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、国内経済の循環に力点を置きながら世界経済とも連動させる「双循環」の新戦略をどのように計画に反映させるかが焦点となる。
米国が中国と経済面での「デカップリング(切り離し)」も辞さない姿勢を示している中、党の会議は5月、「双循環」の構想を提唱。習近平党総書記(国家主席)は「『国内大循環』を主体とし、国内と国際的な『双循環』が相互に促進し合う新たな発展の仕組み」と説明している。
5カ年計画は5中総会で基本方針が決まり、来年春に詳細が公表される見通し。「双循環」に基づき、経済成長の軸に内需拡大を据えるとみられる。国民の購買力を高めるには、雇用安定や社会保障の充実が鍵となる。
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