Tuesday, October 27, 2020 9:21 AM
コロナ禍も「金」へ進歩 パラ開幕まで300日
東京パラリンピックの延期決定から7カ月。新型コロナウイルス禍で多くの選手が苦境に立たされる一方で、この期間に着実な進歩を遂げた選手もいる。28日で開幕まで300日。日本勢2大会ぶりの金メダルに照準を合わせ、残された時間でさらなる成長を期す。
陸上では9月上旬の日本選手権で義足の女子走り幅跳び選手、中西麻耶(阪急交通社)がアジア新記録となる5メートル70をマーク。今年の世界ランキングでもトップに躍り出て、昨年の世界選手権優勝の実力を裏付けた。
東京パラが今年開催される想定で5月以降も練習強度を落とさず「夏の大会に合わせるシミュレーションをする」と、公園などで助走スピードを上げるための走り込みを続けた成果だった。「コロナで状況が難しくなっても、志は変わらなかった。実力が付けられる1年になっている」。東京で金メダルを狙える6メートルの大台に向け、言葉に充実感をにじませる。(共同)
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