Tuesday, October 27, 2020 9:25 AM

郵便投票期限延長認めず 激戦州で米最高裁

 【ワシントン共同】米連邦最高裁は26日、11月3日の大統領選でウィスコンシン州が導入する郵便投票を巡り、投票日以前の消印があれば6日後の9日到着分まで有効とした連邦地裁の仮処分決定を認めない判断を出した。AP通信などが伝えた。同州はラストベルト(さびた工業地帯)に位置する激戦州。

 野党民主党が郵便投票の期限延長を求め提訴。9月の連邦地裁の仮処分決定を受け、共和党が上訴していた。

 連邦最高裁は今月19日、ペンシルベニア州については郵便投票の集計を11月6日到着分まで認める判断を示している。ウィスコンシンの延長で反対に回ったロバーツ連邦最高裁長官は、ペンシルベニアの延長は州最高裁が決めたのに対し、ウィスコンシンは連邦地裁によるもので州の手続きへの介入に当たるとの考えを示した。