Tuesday, October 27, 2020 9:31 AM

東部激戦州、コロナで舌戦 両陣営ペンシルベニア遊説

 【ワシントン共同】11月の大統領選で、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領は26日、それぞれ激戦州であるペンシルベニア州内で遊説、新型コロナウイルスを巡り舌戦を繰り広げた。両陣営とも、同州での勝敗が選挙結果に直結するとみて特に重視しており、攻防が激化している。

 トランプ氏は26日、同州アレンタウンなど3カ所で立て続けに大規模集会を開催した。各地の演説で、バイデン政権になれば厳しい感染防止策により経済活動が停止すると批判。「トランプの好景気か、バイデンの経済封鎖かの選択だ」と再選支持を訴えた。

 米メディアによると、バイデン氏は対照的に、同州チェスターで数十人の支持者らと交流した。記者団に対し、メドウズ大統領首席補佐官による「政権はパンデミックを制御下に置こうとは考えていない」との発言を批判。「トランプは新型コロナに白旗を揚げた」と断じた。