Thursday, October 29, 2020 9:50 AM

国安法で活動家を初起訴 香港、独立派団体元代表

 【香港共同】香港司法当局は29日、独立派団体「学生動源」の元代表、鍾翰林氏(19)を香港国家安全維持法(国安法)の国家分裂罪などで起訴した。6月末に施行された国安法違反での起訴は2人目で、活動家の起訴は初めて。保釈申請は認められなかった。

 香港メディアによると、鍾氏は今月27日朝、米国に政治亡命を求めようと、米総領事館近くのコーヒーショップで開館を待っていたところを逮捕された。

 鍾氏は7月から逮捕当日までの間、香港で国家分裂を目的とする行動を積極的に組織、実施するなどしたとして起訴された。国家分裂罪は首謀者の場合、最高刑が終身刑。鍾氏は7月29日にも国安法違反の容疑で逮捕されたが、その際は保釈されていた。