Friday, October 30, 2020 10:10 AM

年齢や持病、年内に具体化 ワクチン優先接種対象者

 新型コロナウイルス感染症のワクチンを優先的に接種する対象者について、政府が年齢層や持病の種類といった詳細を年内に決める計画であることが30日、分かった。11月以降に開かれる厚生労働省の専門部会で議論する。

 新型コロナウイルス感染症対策分科会は9月、感染者の診療に当たる医療従事者や重症化リスクの高い高齢者、持病のある人を優先するという方針を示したが、具体的な年齢層や持病の種類までは決めていなかった。

 厚労省などによると、新型コロナは、心疾患、慢性肺疾患、脳血管障害、腎機能障害が重症化のリスクを高めるほか、30代と比べると60代で25倍、70代で47倍、重症化しやすいという分析がある。こうしたデータも参考に議論するとみられる。(共同)