US Frontline News

Monday, November 02, 2020 9:20 AM

トランプ大統領の4年間に審判　3日投開票、期日前は9000万人超

　【ワシントン共同】大統領選は3日、投開票日を迎える。世界を揺るがした「米国第一」主義や新型コロナウイルスへの対応、人種問題を巡り共和党のトランプ大統領（74）の4年間に審判が下る。民主党のバイデン前副大統領（77）が全米支持率でリードしており、トランプ氏は勝敗の鍵を握る激戦州で大規模集会を重ね、追い上げを図る。米国の将来を左右する重大な選挙に有権者の関心は高く、期日前投票は空前の約9400万人に達した。

　トランプ氏は同盟国を軽視し多国間の枠組みから次々と離脱を表明。新型コロナ対応では経済活動再開を優先するあまり、感染防止策がぶれ続け世界最多の感染者・死者が出た。人種差別を助長する発言から白人至上主義が台頭、社会の分断が深まった。バイデン氏は感染対策の徹底を訴えると同時に、国際協調・国民融和を掲げている。

　フロリダ大教授が運営する米選挙プロジェクトによると、1日時点で郵便投票を含む期日前投票を済ませたのは前回の投票総数の68%に上る。