Tuesday, November 03, 2020 9:29 AM

ウィーンで銃撃、4人死亡 テロ可能性、IS支持者か

 【ウィーン共同=岡田隆司】オーストリアの首都ウィーン中心部の6カ所で2日午後8時(日本時間3日午前4時)ごろ、銃などを用いた襲撃事件が相次いで起き、男性2人と女性2人の計4人が死亡した。容疑者の男1人も警察に射殺された。クルツ首相は「テロ攻撃だ」と言及。ネハンマー内相は死亡した容疑者が過激派組織「イスラム国」(IS)の支持者だと述べた。

 地元メディアによると、当局は複数人を拘束し、他に関与した者が逃走している可能性がないか調べている。一連の襲撃で15人前後が負傷し、うち7人は非常に危険な状態という。

 死亡した容疑者は20歳で、過去にISに参加するためにシリアに渡ろうとして拘束され、2019年12月に仮釈放された。オーストリアと北マケドニア(旧マケドニア)の二重国籍者だという。