Wednesday, November 04, 2020 9:25 AM

海自護衛艦の初輸出を協議 インドネシアと防衛協力

 【ジャカルタ共同】日本とインドネシアが進めている防衛協力協議で、海上自衛隊の護衛艦をインドネシアに輸出する案が浮上していることが4日分かった。実現すれば、初の護衛艦輸出となる。日本政府関係者が明らかにした。

 日本は南シナ海に強引に進出する中国を念頭に、日米が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想実現に向けた連携強化を狙うが、交渉には時間がかかる見通しだ。

 南シナ海では、インドネシア領ナトゥナ諸島北方の排他的経済水域(EEZ)で中国漁船の違法操業が相次ぎ、インドネシアは海軍力強化が課題となっていた。