Wednesday, November 04, 2020 9:33 AM

大統領選、大接戦 トランプ氏、重要州制す

 【ワシントン共同】大統領選は3日開票が始まり、再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領(74)が重要州のフロリダ、オハイオを制した。民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)は地盤の東部、西部州を押さえ、異例の大接戦となった。両候補は勝利を確信していると表明、勝敗の行方は中西部や東部のラストベルト(さびた工業地帯)にある3州を含む9州に絞られた。

 劣勢が伝えられたトランプ氏が岩盤支持層の底堅さを見せつけ、早期に決着しないとの見方が強まった。

 開票作業が続く中、トランプ氏は4日未明、ホワイトハウスで演説し「はっきり言ってわれわれが勝った」と一方的に主張。投票日後に到着する郵便投票を集計する州があることに不満を示し「最高裁で争う」と、法廷闘争の意向を示唆した。バイデン氏も勝利を確信していると演説した。