Thursday, November 05, 2020 9:07 AM

バイデン氏、優勢に 過半数獲得近づく

 【ワシントン共同=仲井大祐】大統領選は5日も開票が続き、民主党のバイデン前副大統領(77)が当選に必要な選挙人の過半数獲得に近づき優勢となった。僅差で先行しているアリゾナ、ネバダ両州を取れば過半数に達する。後がない共和党のトランプ大統領(74)は郵便投票の「不正」を主張し、集計作業の停止や再集計を求めて徹底抗戦する構えだ。

 全50州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人538人の過半数270人を獲得した候補が当選する。米主要メディアの集計では、バイデン氏が253人、トランプ氏が214人を獲得した。

 勝敗が決していないのはアリゾナ(選挙人11人)、ネバダ(6人)のほか、トランプ氏がわずかにリードするジョージア(16人)やペンシルベニア(20人)、ノースカロライナ(15人)、アラスカ(3人)の6州。残った票は民主党支持層が多いとされる郵便投票が大半を占め、開票が進むにつれてバイデン氏が追い上げる傾向になっている。