Friday, November 06, 2020 9:23 AM

関西製薬3社が増収増益 塩野義は受診控えで減収

 関西の製薬4社の2020年9月中間連結決算が6日、出そろった。大日本住友製薬、小野薬品工業、参天製薬は医療機関向けの治療薬が好調で前年同期比で増収増益を確保。一方で塩野義製薬は新型コロナウイルス感染拡大で風邪など軽い病気での受診を控える動きが広がったことが響き減収減益だった。

 大日本住友は、統合失調症治療薬の米国での販売減が当初の想定よりも下回った。売上高は13.4%増の2614億円、純利益は23.0%増の372億円だった。

 小野薬品もがん免疫治療薬オプジーボの販売が寄与し、中間決算としては売上高、純利益ともに過去最高だった。(共同)