Monday, November 09, 2020 9:13 AM
経済閣僚の人事焦点 大胆インフラ投資実現
【ワシントン共同】大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は政権移行に向けて立ち上げたウェブサイトで「大胆なインフラ投資を加速する」と打ち出した。政策の実行は難航が予想され、担当する経済閣僚人事に注目が集まる。
バイデン氏は就任初日から取り組む優先課題に、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ経済危機からの克服を挙げた。失業給付上乗せの延長や雇用維持のための自治体への財政支援を実施すると説明。人種による経済格差を埋めるため、安価な住宅の供給を増やし、最低賃金を時給15ドル(約1550円)へ引き上げると明記した。
経済運営の柱となる財務長官に有力視されるのは、連邦準備制度理事会(FRB)の女性理事ラエル・ブレイナード氏だ。オバマ政権で財務次官を務め、FRBではコロナ対応を担当。景気対策の継続性も保ちやすい。
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