Thursday, November 12, 2020 9:37 AM

コロナ禍で存在感示せず ASEAN議長国ベトナム

 【ハノイ共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は12日に始まった一連のオンライン会合で、首脳級による今年の主要日程を終える。新型コロナウイルス禍で今年は各国要人が議長国ベトナムに集まる機会が少なく、存在感を誇示したかったベトナムには物足りなさも残ったようだ。

 ASEAN議長国は加盟10カ国の輪番制で、一年を通じ重要会議を自国で開催する。特に北朝鮮外相を招く夏のASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議と、米国や日中韓など域外国首脳も交えた東アジアサミットを中核とする秋の日程が例年、国際的に注目を集めてきた。

 しかし今年は新型コロナの影響で、国家間の移動が困難に。ベトナムも中部ニャチャンで1月に開いた外相会議の後は、オンライン開催にせざるを得なくなった。