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Thursday, November 12, 2020 9:38 AM

南部州躍進支えた黒人女性　若者らの有権者登録に奔走

　【ロサンゼルス共同】大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領を擁する民主党は、前回選で共和党のトランプ大統領に突き崩されたウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア州を奪還、共和党が地盤としてきた一部の州でも大接戦に持ち込んだ。その一つ、ジョージア州では躍進の立役者として一人の黒人女性が注目を集めている。

　ジョージア州では1996年以降、大統領選で共和党候補が連勝してきた。今回、開票作業の序盤はトランプ氏優勢で推移したが、後にバイデン氏が逆転。米主要メディアは当確判定を持ち越し、11日には僅差のため全約500万票を手作業で再集計することが決まる異例の展開だ。

　民主党の躍進を支えたのが、2018年の中間選挙で同州知事選に出馬したステーシー・エイブラムス氏。米メディアによると、知事選に先立つ17年、同州では過去の選挙で投票しなかったことを理由に推定10万人超が有権者名簿から除外された。共和党の対立候補で現知事のケンプ氏は当時、州務長官で、決定を監督する立場。民主党支持が多い層を意図的に排除したとの指摘があった。