Wednesday, November 18, 2020 9:25 AM

米経済へ打撃「既に兆候」 コロナ再拡大でFRB議長

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は17日、オンライン討論会に参加し、新型コロナウイルス感染症の再拡大による米経済への悪影響について「既にいくつかの兆候が見られ、非常に懸念している」と述べた。流行が急速に広がれば「今後数カ月の間に、とても困難な状況になるかもしれない」と強い警戒感を表明した。

 新型コロナワクチンの開発は「中期的には確かに良いニュース」としつつも、普及までに時間がかかると指摘。打撃を受けた経済活動や雇用の回復には「まだまだ長い道のりがある」とし、金融と財政の両面で粘り強い支援が必要との考えを繰り返した。

 また、景気回復が進んだとしても「(新型コロナの流行前とは)同じ経済には戻らず、異なるものになるだろう」との認識を示した。大きな打撃を受けたサービス業では失業が長期化して労働市場への復帰がさらに困難になる悪循環を指摘。雇用が回復するまで「FRBはあらゆる手段を尽くす」と強調した。