Friday, November 20, 2020 10:31 AM

分科会GoTo見直し提言 飲食店時短、往来自粛も

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は20日、感染が急速に拡大している地域では当面3週間、飲食店の営業時間を短縮するほか、需要喚起策「Go To キャンペーン」の運用を見直すよう政府や都道府県に求める提言をまとめた。感染防止策徹底が難しい場合、往来の自粛も必要としている。

 国内では新たに2426人の新規感染者が確認され、3日連続で過去最多を更新。18日時点の病床使用率が25%以上になったのは、9都道府県に上り、医療崩壊への懸念が強まっている。西村康稔経済再生担当相は提言への対応を「早急に検討する」と述べた。21日夕に開かれる新型コロナ対策本部で議論する。政府関係者は「分科会の危機感は尊重しないといけない」と話した。

 分科会は、感染状況を示す4段階の基準で上から2番目の「ステージ3(感染急増)」に入りつつある都道府県があり、さらに一部ではステージ3に相当する地域もあると分析。(共同)