Monday, November 23, 2020 8:42 AM

ワクチン接種12月11日にも 米顧問、5月に元の生活か

 【ワシントン共同】トランプ政権で新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発計画顧問を務めるスラウイ氏は22日、CNNテレビで、製薬大手ファイザーのワクチンが「12月11日か12日にも接種できるようになるだろう」と述べた。

 同氏はワクチン接種が普及し多くの国民が免疫を獲得して感染が広がりにくくなる集団免疫の状態に「来年5月ごろ」に達し、元の生活に戻れる可能性も指摘。今年中にモデルナのワクチンも実用化するとの見通しを示した。

 食品医薬品局(FDA)は12月10日に諮問委員会を開催。ファイザーと共同開発のドイツ企業が申請した緊急使用許可の是非に関し外部有識者の意見を聴く。スラウイ氏は、FDAが委員会の直後に許可するとの想定で、許可後24時間以内にワクチンの配布が始まり、接種が可能になるとの見通しを述べた。