Monday, November 23, 2020 8:45 AM

CO2濃度、依然上昇傾向 コロナで排出減も、WMO

 【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は23日、地球温暖化を引き起こす大気中の二酸化炭素(CO2)の世界平均濃度が2019年に410.5ppm(1ppmは100万分の1)となり、観測史上最高を更新したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた社会・経済活動の停滞で20年はCO2排出減が見込まれるが、大気中濃度は依然として上昇傾向が続くと予測している。

 19年のCO2の大気中濃度は前年比で2.6ppm上昇し、過去10年平均の2.37ppm増を上回った。20年のCO2排出量は前年比4.2〜7.5%減と予想されるが、世界平均のCO2濃度を下げるまでには至らない。ただ、大気中濃度の上昇幅は0.08〜0.23ppmほどは低下する見込み。

 石炭や石油などの化石燃料の使用で排出されるCO2は、温室効果ガスの約3分の2を占める。CO2以外の主要な温室効果ガスのメタン、一酸化二窒素も、19年の世界平均濃度がそれぞれ1877ppb(1ppbは10億分の1)、332ppbで観測史上最高を記録した。