Monday, November 23, 2020 8:46 AM

経済閣僚選び大詰め バイデン氏、左派と綱引き

 【ワシントン共同】大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領による主要閣僚選びが大詰めを迎えている。近く次期財務長官候補らを発表する方針。多様性を打ち出す意向だが、具体的な人選を巡っては党内左派との綱引きが激化している。

 「既に決断している。まもなく私の選択を耳にすることになるだろう」。バイデン氏は19日の記者会見で宣言した。人選のポイントは、女性やマイノリティーらを多く起用することと「民主党の進歩派から穏健派まであらゆる層に受け入れられる人物であること」(バイデン氏)だ。

 財務長官には、共和党からの異論を封じやすいイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長や、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策を陣頭指揮してきたブレイナード理事、ラスキン元理事ら女性の登用が有力視される。