Tuesday, November 24, 2020 9:37 AM

国務長官にブリンケン氏 バイデン外交チーム発表

 【ワシントン共同】バイデン次期大統領の政権移行チームは23日、外交のかじ取り役を担う次期国務長官にオバマ前政権で国務副長官を務めたアントニー・ブリンケン氏を指名すると発表した。就任には上院の承認が必要。トランプ政権が掲げた「米国第一」から国際協調重視に転換、日本を含めた同盟関係の再建を図る。

 ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)には初めて気候変動問題を担当する大統領特使を設け、ジョン・ケリー元国務長官の起用を決定。国家安全保障問題担当の大統領補佐官にジェーク・サリバン氏、国連大使に黒人女性リンダ・トーマスグリーンフィールド氏の起用も発表し、外交チームの主要メンバーが固まった。

 中央情報局(CIA)などの情報機関を統括する国家情報長官には女性のアブリル・ヘインズ氏の指名が発表された。米主要メディアによると、財務長官には前連邦準備制度理事会(FRB)議長のジャネット・イエレン氏を指名する見通し。いずれも就任すれば、女性では初めてになる。