Monday, November 30, 2020 9:23 AM
20年度中に「輸出産地」 農産物戦略、重点27品目
政府は30日、農林水産物・食品の輸出拡大に向けた関係閣僚会議を開き、具体的な実行戦略を正式決定した。牛肉やブリ、清酒など日本が強みを持つ27品目を「重点品目」に指定し、海外需要に応じた品目ごとの「輸出産地」を2020年度中に設定して集中支援するのが柱。輸出額を25年に2兆円、30年に5兆円とする目標達成を目指す。
菅義偉首相は会議で「生産、加工、流通、販売に関わる全ての事業者が、マーケットが求めるものを作るという発想に立つべく改革を行っていく」と述べ、関係閣僚に迅速な実行を指示した。
輸出産地は、21年度中をめどに産地ごとの輸出目標や課題を明確化する。農林中央金庫(農林中金)の出資規制緩和を念頭に、民間投資活用に向けた特別措置法の改正案を来年の通常国会に提出することを目指す。(共同)
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