Tuesday, December 01, 2020 9:44 AM

英、ワクチン近く承認か 新型コロナ感染収束へ期待

 【ロンドン共同】製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を、英医薬品規制当局が近く承認するとの見方が出ている。欧米メーカー開発のワクチンの承認は日米欧では初めてとなり、感染拡大の収束に向け期待が高まっている。

 英メディアは当局の承認後、今月7日にも英国内で接種開始の可能性があると報道。英政府はファイザーのワクチンを4000万回分確保した。高齢者介護施設の入所者や職員、医療関係者、80歳以上の人から優先的に接種するとみられる。

 ドイツのバイオ企業ビオンテックと共同開発したワクチンは、未承認の米国でも11日にも接種できるとの見通しが示されている。日本政府も6000万人分の供給で基本合意しており、日本国内でも今後申請する計画だ。