Wednesday, December 02, 2020 9:31 AM

英、コロナワクチン承認 日米欧初、ファイザー製

 【ロンドン共同=伊藤慎司】英政府は2日、製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンを承認したと発表した。欧米メーカー開発のワクチンの承認は日米欧では初めて。ハンコック保健相は来週前半に接種を始める方向だと明らかにした。

 米国や欧州連合(EU)でも近く承認される可能性があり、感染拡大の収束に向け、ワクチンの実用化の動きが加速している。日本政府は1億2000万回分(6000万人分)の供給を受けることで基本合意しており、ファイザーが日本でも承認申請を出す計画だ。ワクチンは1人2回接種する必要がある。

 英政府の諮問委員会は会見で接種には21日間の間隔が必要とし、2度目の接種から7日後に免疫の十分な効果が表れるとの見方を示した。副作用があっても軽度で、続いても1日程度とみられるとした。