Thursday, December 03, 2020 9:30 AM

ドコモ大手最安2980円 新料金「アハモ」来年3月

 NTTドコモは3日、容量20ギガバイトで月2980円(税別)の新たな携帯電話料金プラン「ahamo(アハモ)」を来年3月から提供すると発表した。20代の若者を主なターゲットとして契約手続きはオンラインで行い、店舗では扱わない。同じ20ギガバイトの比較ではKDDI(au)、ソフトバンクの格安ブランドより安く、携帯大手3社では最安値の水準となる。

 東京都内で記者会見したドコモの井伊基之社長は、現行の料金プランの値下げも月内に追加で発表すると明らかにした。利用者の通信量に応じた従量制の課金体系を導入し「(料金は)下がる方向で考えている」と述べた。値下げ幅は最大1000円程度となる見通し。菅政権が値下げ圧力を強める中、KDDIやソフトバンクも一段の対応を迫られるのは必至の情勢だ。

 アハモは第5世代(5G)移動通信システムのサービスにも対応。国内通話も1回当たり5分以内なら何度でも無料で利用できる。新規契約や機種変更の手数料、2年定期契約の設定などは撤廃する。ただ家族割引など既存プラン向けの割引は併用できない。顧客にとっては事実上の格安ブランドとなるが、ドコモはメインブランドの新プランと位置付けている。(共同)