Monday, December 07, 2020 8:55 AM

南部州、大統領同調せず 不正主張に共和党も離反

 【ワシントン共同】トランプ大統領の敗北が確実となった大統領選を巡り、ジョージア州のダンカン副知事(共和党)は6日、選挙結果を覆すためトランプ氏が州側に求めている州議会の説得について「ゴールポストを動かすことはあり得ない」と協力を否定した。連邦上院の勢力図を左右する来月の同州決選投票を控え、与党共和党の離反が鮮明となった。

 トランプ氏は5日、同州で集会を開き、選挙で不正が行われたと何ら証拠を示さずに演説。同州のケンプ知事(共和党)に州議会説得を求めた。

 ダンカン氏は6日、CNNテレビの番組で、知事が応じることはないと明言。トランプ氏が事実に基づかない主張を続けていることに「大量の誤った情報を拡散させることは助けにならない」と反発した。