Tuesday, December 08, 2020 9:32 AM

エコカー減税2年延長 対象車7割、経過措置も

 政府、与党は8日、車検時の自動車重量税を優遇する「エコカー減税」を2021年5月から2年間延長する方針を固めた。環境性能に応じて免税(100%減税)と50%、25%減税の3段階を設けるものの、対象車は新車販売台数の7割となる現在の水準を維持する。クリーンディーゼル車を2回目の車検まで一律免税としてきた特例から除外するが、経過措置を設けて負担増を抑える。

 21年度の与党税制改正大綱に盛り込み、新型コロナウイルスによる需要低迷に対応する。所有者の納税額はディーゼル車を除き、ほとんどの車種で変わらない見通しだ。

 これまで「次世代自動車」と呼ばれていた車のうち、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)、天然ガス車、プラグインハイブリッド車(PHV)の4車種は燃費にかかわらず、購入時の初回と2回目の車検とも免税とする特例を続ける。(共同)