Tuesday, December 08, 2020 9:35 AM

中国「強い対抗措置取る」 香港問題で米非難

 【北京共同】中国外務省の華春瑩報道局長は8日の記者会見で、トランプ政権が香港情勢を巡り中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の副委員長14人を制裁対象に追加したのは「内政干渉」と非難し、強い対抗措置を取ると述べた。中国はバイデン次期政権と関係改善を目指すものの、香港問題は国家主権に関わるため外国からの干渉は容認できないとして強く反発している。

 華氏は「香港に関することは中国の内政だ。国家主権を守る中国の決意は断固として変わらない。米国が誤った決定をすぐに撤回するよう強く促す」と述べた。

 中国政府の香港マカオ事務弁公室も8日、米政権の措置は「感情的な政治上のいじめ行為であり、強烈な憤慨と非難を表明する」との声明を出した。