Wednesday, December 09, 2020 7:59 AM

バイデン氏、14日選出へ 大統領選、認定期限

 【ワシントン共同】大統領選は8日、各州当局が選挙結果を認定する期限を迎えた。共和党のトランプ大統領は敗北を認めず徹底抗戦の構えを崩さないが、ほぼ全州が認定を終えたため結果を覆す道は事実上閉ざされ、頼みの綱だった最高裁でも同日、訴えが退けられた。14日の選挙人投票でバイデン次期大統領が選出されるのは確実だ。

 「議会や最高裁に、国民が正しいと思っていることをやる勇気があるかどうかだ」。トランプ氏は8日、ホワイトハウスで、最高裁がバイデン氏勝利の認定を阻止する判断を出すことに期待を示した。だが間もなく最高裁がペンシルベニア州を巡って共和党側の主張を退ける判断を示し、思惑は崩れた。

 米メディアによると、8日はコロラド、ミズーリなどで州当局が選挙結果を認定した。期限までに手続きが完了しなかったのは、11月末にバイデン氏勝利をいったん認定したもののトランプ氏側による法廷闘争が続き、10日に審理が予定されるウィスコンシン州だけとみられている。