Thursday, December 10, 2020 8:48 AM
アメリカンも737再開へ 航空業界、導入活発化
【ニューヨーク共同】航空機大手ボーイングの主力機「737MAX」の運航をブラジルのゴル航空が9日に再開したのに続き、アメリカン航空も29日から再開する。世界の航空業界は新型コロナウイルスの流行で経営危機に陥っている。収益性の改善に向け、燃費性能に優れた同機を早期に導入する動きが活発化している。
2度の墜落事故を起こした737MAXは、連邦航空局(FAA)が11月に停止措置を解除したばかり。米メディアによると、アメリカンはマイアミ-ニューヨーク間の国内線で運航を再開する予定だ。同機を多く保有するサウスウエスト航空は来年春ごろ追随する見通し。
ボーイングが抱える同機の在庫は運航停止によって450機にまで膨らんだが、ユナイテッド航空への一部納入にこぎ着けたことが今月8日に報じられた。航空会社は受領時に代金の半分以上を支払うのが慣例とされる。ボーイングの経営再建を巡っては、納入待ちの解消が順調に進むかどうかが焦点だ。
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