Friday, December 11, 2020 9:52 AM

今年の米中は「最も緊迫」 中国外相、対話を訴え

 【北京共同】中国の王毅国務委員兼外相は11日、1年の外交を振り返るフォーラムで演説し「今年の米中関係は国交樹立以来最も緊迫した局面だった」と述べた。米政権交代を念頭に、対話の必要性を訴えた。中国外務省が発表した。

 王氏は、新型コロナウイルス感染症対策で国際社会の協力が必要な時に、米国が「単独主義の道を進み、国際システムの最大の破壊要因になった」と非難。「理性のかけらもない制裁」を打ち出し、世界を新冷戦にたたき落とそうとしたと主張した。

 米中は意思疎通を通じ、互いの戦略意図や政策を正確に理解するべきだと指摘し、感染症や気候変動、テロなどの対策で協力を訴えた。